W-TK株式会社社長 山本徹矢(4)ダイヤモンド・プリンセス号がビッグビジネスにつながった

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「船内で消毒などをする作業員の募集があったんです。西麻布で知り合った社長さんがその元請けをしていた。社長から『作業員は多ければ多いほどいいから斡旋してくれ』と声をかけられたことをきっかけに、『W-TK株式会社』を設立しました。世の中には人材を多く抱えていても、斡旋先に難儀する人材派遣会社がたくさんある。そんな企業に営業をかけて、僕の会社を経由してからダイヤモンド号に外国の人たちを派遣しました。フィリピン人、ベトナム人、モンゴル人、インド人……総勢50人ほどです。彼らが1日働くと、1人当たり8000円ほどの収入になった。1カ月間で700万円ほどの儲けが出ました」

 コロナ禍を機に大成功を収めると、さらに営業に興味を抱いた。良い商材を持っていても、販売力が低い企業は少なくない。そんな企業の営業代行をすればビジネスになると考えたのだ。

 現在、「W-TK株式会社」は営業代行を担当する人材を派遣しており、社員は4人。山本氏もプレーヤーのひとりだ。

「最初からうまくいったわけじゃないですが、取り組んでいる仕事を好きになること、好きじゃなくてもやり込んでみることが重要だと思う。営業もそうでした。大きな成果を上げると見えてくるものがあるし、やり続けないと見えない景色もあります」

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