著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【down to earth person】「ざっくばらんな男」大谷の人柄を表現するフレーズ

公開日: 更新日:

 大谷の人柄を表現する際、今回のフレーズが使われることが多い。

 辞書では「素朴な男」と訳されるが、「ざっくばらんな男」「飾らない人」「くだけた男」という表現がふさわしい。

「down to earth person」は直訳すると「地に足をつけた男」となるが、落ち着いていて、誠実な人物を意味するスラングである。一緒にいて居心地がよい、という意味もある。筆者は往年の米国の人気ドラマ「刑事コロンボ」の主人公を演じたピーター・フォークが頭に浮かぶ。職場にこんな人間がいれば楽しそうだ。

 反対語は「浮ついた、軽い男」。日本語では「チャラ男」とも呼ばれるようだが、英語では“frivolous(浮ついた、へらへらした)”、“arrogant(傲慢な)”、“highhat(人を見下す、威張った、気取り屋)”、“airy-fairy(軽薄な、はかない、空気のような)”、“high-and-mighty(偉そうな、横柄な。皮肉をこめてお偉方を意味する)”など、表現も多い。すべて、大谷のイメージとは正反対だ。

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