PGAツアーは予選カットなし LIVゴルフに対抗して墓穴を掘らないか

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 米ゴルフのPGAツアーはいったい何がしたいのだろう。

 対抗するLIVゴルフをマネるように、来季は賞金総額最低2000万ドルに格上げした試合のフィールドサイズ(出場枠)を70~78選手とし、同じように予選カットなしで開催するというのだ。

 こうしたPGAツアーの新たな動きは、自らの首を絞めることになりかねない。

 昨年、LIVゴルフに対して「PGAツアーは(お遊びではなく)純粋で真剣な競技であり、勝負だ」とJ・モナハンコミッショナーは痛烈に批判したが、その舌の根の乾かぬうちにLIVゴルフと同じような大会を創設すると発表した。

 長年培ってきたPGAツアーの歴史の中で大きな方針転換ともいえ、プロ、関係者に戸惑いが広まっているからだ。

 年間スケジュールは、格上げ大会を2試合消化した後に、通常大会を3試合挟んで、また格上げ大会を2試合開催する予定だ。

 格上げ大会に出場できる選手は前年のフェデックスランキング50位内と、通常大会3試合の優勝者とトップ5が加わる。

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