著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

渋野日向子が「フラットなスイングでは勝てない」現状にやっと気が付いた

公開日: 更新日:

 米女子ツアーで戦う渋野日向子が2年ぶりに青木翔コーチのところに戻った。

 しかし今季出場した2大会は「ホンダLPGAタイランド」27位、シンガポールの「HSBC女子世界選手権」33位。どちらも予選落ちのない大会だったが、成績は振るわなかった。

 渋野は2019年全英女子オープン優勝時にキャディーバッグを担いだ青木コーチの元から21年に離れて、とんでもないフラットなスイングに変えた。米女子ツアーで勝つために必要なスイングとかいって、熱烈ファンはそんな渋野に声援を送った。

 だが、多くのプロゴルファーやゴルフ関係者に話を聞くと、「何をやっているんだ」「ライが悪ければボールはつかまらない」「自分で気付くしかない」とあきれ顔だった。結局、フラットなスイングは効果が表れず、何度か勝つチャンスがあった大会でも肝心な場面でミスが出て、本格参戦1年目は未勝利に終わった。このままではダメだろうと再び青木コーチの指導を受けることになったはずだ。

 今年のスイングを見ると、青木コーチのところに戻ってまだ2カ月しかたっていないが、昨年までのゴルフとはかなり違っていた。とはいっても2年前のスイングに戻したわけではなく、新しいスイングに変えたというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    【全英女子OP】日本勢好調のウラで渋野日向子は予選落ち濃厚…「当然の結果」と専門家の厳しい指摘も

  2. 2

    ツアーで死人が出る前に「酷暑対策」を講じるべきだ…アマチュアで死亡事案発生、一刻の猶予もない

  3. 3

    佐久間朱莉が2度目の全英出場で目論む“年間女王”への地ならし 稼げるポイントは国内3日間大会の4倍

  4. 4

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 5

    “鉄人”小祝さくらに異変…首位タイ発進からまさかの途中棄権、次週の全英女子は「なんとかできたら」

  1. 6

    渡邉彩香がホステスプロの重圧はね返す恩返しV! 渋野日向子は31日開幕の全英で見せ場作れるか

  2. 7

    渋野日向子が全英前哨戦の大事な初日に久々バーディー連発!“本番”に弾みを付けられるか

  3. 8

    女子プロの新たな勢力図はどうなるのか…トップ4人が消えてV複数回たった1人の混戦模様

  4. 9

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 10

    渋野日向子ミス連発の自滅ゴルフでギリギリ予選通過…「すごくショック。修正できなかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃