大谷翔平の機動力は“諸刃の剣”…今季9盗塁もトラウトの前で動くのはむしろマイナス

公開日: 更新日:

 大谷翔平(28)の機動力が裏目に出かねない。

 日本時間8日のカブス戦では2-2の同点の五回、四球で出塁すると3番トラウトの打席で立て続けに二盗、三盗に成功。今季9個目の盗塁で好機を演出したが、主砲は空振り三振に倒れて追加点を奪えなかった。

 大谷は出塁すれば自身の判断で走ることを許される「グリーンライト」を与えられていることもあり、9盗塁はチームトップ。さらに今季、ピッチクロック(投球間隔制限)の一環で、牽制は1打席につき2回までと制限され、ベースが拡大されたことも手伝って、走りやすい条件が整っている。

 実際、大リーグ公式サイトは5月12日、シーズンの約4分の1を消化した時点での新ルールの影響を検証する記事を掲載。それによれば、牽制回数制限とベース拡大の影響で、盗塁数は1試合平均1.8個と2013年以降では最多、盗塁成功率はメジャー史上最高の78.3%を記録したという。今季、大谷は63試合を消化した時点で9盗塁。23個ペースになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢