ソフトバンク大量8人「特例抹消」のナゾ “代役”の有原と尾形まで…3年ぶりV奪還に暗雲

公開日: 更新日:

 一体何が起きているのか。

 8日、ソフトバンク有原航平(30)が「特例2023」で登録抹消。有原自身、同制度で6日に抹消となった先発左腕、大関(25)の代役で一軍に昇格したばかり。6日には3年ぶりの日本球界復帰登板で好投していた。

 この日はさらに中継ぎの尾形(24)も同制度で登録抹消。尾形も同制度で5月31日に二軍落ちしたオスナ(28)の代役だった。球団も正式に病名を発表しないため、もはや何が何やら、である。

 この制度の正式名称は「感染拡大防止特例2023」。新型コロナ蔓延に伴い2020年にNPBが新設したもので、細部を変えながら継続している。

 新型コロナ感染や濃厚接触が疑われた場合に適用することができ、一軍昇格する代替選手を指名する必要がある。通常の登録抹消とは異なり、10日以内に復帰することも可能だが、その場合は代替選手との入れ替わりになる。現在は昨季までと違い、選手らがコロナに感染しても球団が公表する決まりはない。

 ソフトバンクは5月27日の今宮(31)を皮切りに、実に8人もの選手が特例で抹消された。今宮とオスナはすでに一軍復帰したものの、さながら野戦病院状態。今宮は胃腸炎、オスナはそれと似た症状とのことだったが、もしやチーム内でコロナが蔓延しているのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘