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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

大リーグ“無法地帯”3つの球場とは…観客からの汚いヤジで選手とトラブル続出

公開日: 更新日:

 メジャーリーグには観客と選手によるトラブルがしばしば起きる。中でも以下の3球場は、特に揉め事が多いことで知られる。

■オークランド・コロシアム

 藤浪晋太郎が所属するアスレチックスの本拠地球場。ヤジ将軍が多く客の入りが悪いため、ヤジが選手の耳にダイレクトに飛び込む。

 今年3月30日のア軍対エンゼルスの開幕戦では、ゲーム終了後、ア軍ファンのヤジ将軍が通路を引き揚げるエ軍の年俸50億円の不良資産選手レンドーンに向かって「間抜け野郎」と連呼した。その日、無安打だったレンドーンは激高。通路から腕を伸ばし、怪力でそのヤジ将軍の胸ぐらをつかんで自分の目の前に引き寄せ、「間抜け野郎って連呼してたのはテメエだな。そう、テメエだよ」と罵声を浴びせ、顔を引っ叩こうとした。タッチの差で空振りに終わったが、その模様がテレビカメラに収められて大問題に。MLBは4試合の出場停止処分を科した。出場停止中は給与がカットされるためエ軍は1億2000万円を浮かせた計算になる。

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