中継ぎ降格の藤浪晋太郎に“拾う神”原監督が急浮上!「巨人に預けてほしい」と何度も打診

公開日: 更新日:

 藤浪晋太郎(29)が早くも正念場を迎えている。

 阪神から1年325万ドル(約4.3億円)でアスレチックス入りを果たすも、先発として4戦4敗、防御率14.40。15イニングで15四死球、2暴投と阪神時代と同様、制球難に苦しんで中継ぎ降格となり、「悔しい」と唇を噛んだ。

 今後は先発復帰を目指す方針だが、その道のりは険しいと言わざるを得ない。コッツェイ監督は「先発に戻れないとは言わない」と話した一方で、「短期間はこの方向で評価する」と言及。中継ぎでも失敗が続くようなら、マイナー落ちの可能性も出てくる。

■出来高払い回避

「藤浪は年俸とは別に出来高契約を結んでいる。AP通信によると、先発登板が5試合に達すると10万ドル(約1300万円)が支払われるという。以降は8試合、10試合と続き、25試合登板で100万ドル(約1.3億円)を得られる。あと1回、先発していればボーナスを手にできた。そのタイミングでの中継ぎ降格は、球団が結果が伴わない藤浪に対して、出来高払いを回避する意図もあるのでしょう」(米メディア関係者)

 しかも、藤浪の出来高の中身は先発のものがメイン。中継ぎの項目は見当たらない。

「藤浪はこの1年間で先発投手としての足がかりをつくり、オフに複数年契約を勝ち取るつもりでいた。中継ぎで活路を見いだし先発に復帰できればまだしも、このまま先発で活躍できなければ今後の青写真が狂う。メジャーでプレーするモチベーションにも影響しかねません」(同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  2. 2

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  3. 3

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 4

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  5. 5

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    巨人入り乙坂智に横浜高時代の“とんでも伝説”…「何様のつもりだ!」元部長がブチ切れたことも

  3. 8

    藤浪晋太郎が描く「DeNA経由でメジャー復帰」の青写真と米球界再チャレンジの勝算

  4. 9

    佐々木朗希「8月下旬ローテ復帰」構想がドジャースの新たな火種…先発投手1人が弾き出されることに

  5. 10

    阿部巨人が“3Aクビ”元DeNA乙坂智を入団テストの大迷走…「いま必要?」SNSで飛び交うシラけた声

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界