大谷翔平“衝撃のWヘッダー”初完封9勝目→37、38号連発! けいれんで途中交代も軽傷

公開日: 更新日:

 大谷が試合をまたいで投打の二刀流として圧巻の活躍を見せた。

 日本時間28日、敵地デトロイトでタイガースとのダブルヘッダー第1試合に「2番・DH」で先発登板。1安打、8奪三振の好投で、メジャー移籍6年目にして初完封で9勝目(5敗)をマーク。

 投手・大谷は序盤から直球主体の投球でタイガース打線を相手に四回まで無安打。五回、先頭のカーペンターに中前打で初めて走者を背負ったが、後続を打ち取って三塁を踏ませなかった。その後も四球でランナーを出しながらも、つけ入る隙を与えず、敵地コメリカ・パークのスコアボードに「0」を並べた。

 打者としては5タコに終わったものの、第1試合終了から45分後に開始された続く第2試合では長距離砲としての本領を発揮した。

 完封直後にもかかわらず、疲労の色はみじんも感じさせることなく「2番・DH」でスタメンに名を連ねると、3点リードの二回2死一塁から、相手の先発右腕マニングの直球を捉え、左中間スタンドに叩き込む37号2ラン。4点をリードした四回2死走者なしの場面では2打席連続となる38号ソロを中堅右横に放った。チームはタ軍相手にスイープで連勝を4に伸ばした。

 獅子奮迅の働きは、さすがにダメージが大きかったのだろう。38号を放った際、ベースを回りながら、左腰や脇腹付近に手をやり、苦悶の表情を見せた。七回の第4打席で代打を送られてベンチに退き、球団は「けいれん」と発表。試合後のネビン監督は「ただ、けいれんを起こしただけ。あすの出場も問題ない」と軽症を強調した。

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