豪州はラグビーW杯1次L敗退危機も…ジョーンズHCが日本代表指揮官返り咲き画策の狙い

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 ラグビーW杯で2度の優勝(1991年、99年)を誇る豪州代表がピンチに立たされている。

 日本時間25日未明、ウェールズ相手にノートライに封じこまれ、6-40で大敗。2敗目(1勝)となり、8強入りが厳しくなった。1次リーグ敗退となれば、初の屈辱である。

 大敗を喫したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「申し訳ない。この責任は私にある」と、自国サポーターへの謝罪を口にしたが、この試合の前日には、豪紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」(電子版)が、8月にジョーンズ氏と日本協会関係者がオンラインで面談したと報道。今大会を最後に日本代表ジェイミー・ジョセフHCの退任が決まっているため、ジョーンズ氏が次期HC候補の1人に挙がっていることが明らかになったばかりだった。

 ジョーンズ氏は今年1月に豪州協会と5年契約を結んだ。自国開催となる次回2027年大会での優勝を目指し、協会関係者の反対を押し切って代表メンバーの大幅な若返りを図ったのが裏目に出て、結果として苦境に立たされた。複数の豪州メディアによれば、ジョーンズ氏は今大会後の解任が必至。かねて豪州協会と折り合いが悪かったことから、同氏は日本協会関係者と面談し、先手を打って再就職先の確保に動いたようだ。

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