競合必至といわれた大学生最速158km左腕・細野晴希(東洋大)が「外れ外れ1位」だったワケ

公開日: 更新日:

「東都の神7」といわれたドラフト1位候補7投手の中でも、最速158kmの球速とポテンシャルはナンバーワンといわれた東洋大の左腕・細野晴希(21)はしかし、最初の1位指名で名前は呼ばれなかった。外れ1位でも声はかからず、2度の抽選を外した日本ハムから「外れ外れ1位」でようやく指名を受けた。

【写真】この記事の関連写真を見る(33枚)

 今年4月、春のリーグ戦の最中にネット裏の関東担当スカウトはこう言っていた。

「馬力はスゴイ。左腕で155kmを投げれば、普通はそれだけでSランクの評価です。問題は制球力。自慢の速球を制御できずに、高めに浮く。プロに行ってから、フォアボールを出して自滅なんてことでは困るのです」

 そんな細野が一気にメディアの注目を集めたのが、8月28日のU18日本代表と大学日本代表の壮行試合。1回を投げ無失点2奪三振で、自己最速を3km更新する158kmをマークするなど圧巻の投球を見せた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」