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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

チーム貢献度の高い剛速球投手ほどトミー・ジョン手術を受けるという「不合理な真実」

公開日: 更新日:

 この中でファンやメディアから大いに同情されたのが大谷だ。

 今年は、来シーズン以降の長期契約がかかったコントラクトイヤーで、何が何でもケガを避けなくてはいけないのに、チーム内に故障者が続出。自己犠牲的な働きを見せ、TJ手術という最悪の結果を招いたからだ。

 バティスタにも同情が集まった。160キロの剛速球とカーブで三振の山を築き、誰よりも貢献度が高かったのに、8月下旬に肘を壊してメスを入れ、ポストシーズンのマウンドに立つ夢をかなえられなかった。

 レンジャーズのデグロムは、メッツから移籍した今季、出だしこそ好調で、5試合目までのフォーシームの平均球速は159.5キロだった。しかし、肘への負担が増し、6戦目(4月29日のヤンキース戦)で肘の腱を断裂してTJ手術を受けるはめに。これによってデグロムは来シーズンまで登板不能となり、レンジャーズは離脱期間の年俸7300万ドル(約110億円)をドブに捨てることになった。

 今季、トップの平均球速をマークしたのは、ツインズのリリーフ右腕デュランで163.8キロ。史上最速だったが、スピン量の少ない直線軌道で、空振りを取れないため評価は低かった。

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