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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

アジア杯ベスト8止まり…森保ジャパンの不甲斐ない戦いと中東勢のレベルアップを実感した

公開日: 更新日:

 筆者の最後の現地取材は、6日の韓国とヨルダンとの準決勝だった。

 韓国は、グループリーグでも何度か見られた、ミスから失点するパターンで苦戦を強いられた。

 試合はヨルダンの2-0の勝利となったが、アルターマリのプレーから受けた衝撃は強烈だった。 

 2点目の場面ではドリブルを開始した位置といい、次々と相手をかわして左足でゴールを決めるあたり、1986年のメキシコW杯・イングランド戦のマラドーナの“5人抜きゴール”を彷彿とさせた。

 彼は、昨シーズンからフランス1部モンペリエでプレーしている。欧州5大リーグと初めて契約したヨルダン選手という勲章が、決して大げさではないことを韓国戦で証明した。 

 7日の深夜に帰宅して地元カタールがイランを下し、2大会連続のファイナリストとなった試合をテレビで見た。優勝候補のイランが負けたのも予想外だった。

 決勝は、カタールがFWアフィフのPKによる3得点でヨルダンを3-1で下して連続優勝を果たした。連覇は2000年レバノン大会、2004年中国大会を制覇した日本以来で史上5カ国目の快挙となった。

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