著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

参加24カ国で母国人監督だったのは日本とイランとオーストラリアの3カ国だけ

公開日: 更新日:

【アジア杯カタール大会 現地取材総決算(中編)】

 8強で散った森保ジャパンの不甲斐なさと中東勢のレベルアップを実感したアジア杯だったが、改めて今大会を振り返っていく。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 1月30日の当コラムでも触れたように(準決勝と決勝のカードを引き合いに出すまでもなく)、中東勢の躍進が目についた。

 ベスト4の顔ぶれはカタール、イラン、ヨルダンに韓国。これは4年前のベスト4であるUAE、カタール、イラン、日本から「日本と韓国」が入れ替わり、UAEを下したタジキスタンを「ヨルダンが倒して入れ替わった」形。アジア全体の勢力図としては大きな変化はない。

 ただし決勝に進出したヨルダンを始めグループリーグを突破したパレスチナ、バーレーンなど中東勢のセカンドグループが、確実にレベルアップしている。

 さらに言うならば2022年のカタールW杯の影響で中東エリアはもちろん、中央アジアや東南アジアからも多くのサポーターがカタールを訪れ、スタンドで国名の入ったタオルマフラーを振り回すなど、熱い声援を送ったことも特筆すべきだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  2. 2

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  3. 3

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  4. 4

    参政党・神谷代表が予算委デビューでダサダサ提案 ムキ出しの「トランプファースト」に石破首相もNO

  5. 5

    金足農(秋田)中泉監督「やってみなくちゃわからない。1試合にすべてをかけるしかない」

  1. 6

    ドンが次々に退く“昭和の芸能界”の終焉…権力集中、ムラ社会化したいびつな世界だった

  2. 7

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  3. 8

    8.31に「備蓄米販売リミット」が…進次郎農相は売れ残りにどう落とし前をつけるのか?

  4. 9

    世耕弘成氏がもたらした和歌山政界の深いミゾ…子飼いの参院議員が自民から除名、“紀州戦争”の余波続く

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明