ドジャース大谷、DH専念だからこそ求められる「クレイジーな成績」【米紙番記者が明かす連続MVP選出の条件】

公開日: 更新日:

 ドジャース大谷翔平(29)は昨シーズン中に受けた右肘の手術の影響で、今季は野手に専念する。新天地ではいったいどんな活躍をするのか。大谷が渡米した18年から取材を続ける「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番記者であるジェフ・フレッチャー氏に話を聞いた。(【前編】からつづく)

  ◇  ◇  ◇

 DH限定で出場する今季は投手の負担がない分、攻撃面で多大な貢献が求められる。2度目のア・リーグMVPを受賞した昨季に続いて史上2人目の両リーグMVP選出も注目されているが……。

「今季は登板しないため、守備での貢献度は0なわけですから、WAR(打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して勝利への貢献度を数値化したもの。MVP選考の際に重要視される)の数値が二刀流をこなした昨年までよりも下がるのは仕方がない(守備に就かない選手のWARはマイナス評価になる)。DH限定の選手がMVPを受賞するのは非常に難しいことなんです。MVPに選出されるとすれば、それこそクレイジーな数字が必要になる。具体的には65本塁打して、打率も3割4分を超えるとか……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか

  2. 7

    メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

  3. 8

    “児童ポルノ”で衝撃逮捕!日本サッカー協会・影山技術委員長の素性…「精神的な負担を抱えていた」の声も

  4. 9

    奈良の鹿愛護会が語った現場のリアル…「シカさんをいじめるな!」の裏に横たわっている大問題

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発