大関・貴景勝は今場所で2敗キープも「カド番記録更新」に現実味

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 カド番脱出にリーチだ。

 昨18日、大関貴景勝(27)が翔猿に勝利。今場所は自身8度目のカド番だが、7勝目を上げたことで脱出は目前だ。

 先場所はバクダンを抱える首を痛め、4日目から途中休場。それが今場所は2敗をキープし、優勝戦線に残っている。

 もっとも、相撲内容は手放しで喜べるものではないという。

「貴景勝の持ち味である、頭から何度もぶつかる相撲が不発続きですからね。ぶちかまして後退させ、さらに当たって……と繰り返し、追い詰められた相手が出てくるところを突き落とすのを得意としていたはず。しかし、その相撲で先場所序盤は首を痛めた。今は意識してぶつかる力を抑えているのか、それとも無意識に力をセーブしているのか、頭で当たっても相手を押しきれない。代わりに突っ張りを多用しているものの、組まれたり、土俵際に追い込まれる場面が増えた」(角界OB)

 貴景勝は押し相撲専門の力士。決まり手も最多は押し出しが200回以上、突き落としも50回を越えている。それが今場所はこれまで7回しかなかった寄り切り、5回のすくい投げが1番ずつ。土俵際での逆転も多く、苦戦のほどをうかがわせる。

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