白鵬が今さら日本の相撲を理解できるのか 伊勢ケ浜親方の「謝罪行脚指令」も馬の耳に念仏の懸念

公開日: 更新日:

 親方の取るべき行動として、当然である。

 昨3日、部屋の一時閉鎖が決まった宮城野親方(39)が、転籍先の伊勢ケ浜部屋を騒動後に初めて訪問。妻と弟子の間垣親方(元幕内石浦)の3人で赴き、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)からは「全国に行って(弟子の)親御さんに会ってきなさい」と言われたという。

 弟子の暴力行為を放置した挙句、相撲協会の調査を隠ぺい工作で誤魔化そうとしたことも発覚。協会執行部の逆鱗に触れ、一時的な部屋閉鎖を余儀なくされた。自分を信頼して我が子を預けてくれた弟子の親に直接、説明や謝罪をするのは当たり前だ。

「伊勢ケ浜親方は協会執行部から、白鵬への『親方としての教育』を任された。やる気も十分で、長い時間をかけて話し合った執行部からも期待されている」(ある親方)

 とはいえ、いくら伊勢ケ浜親方が使命感にかられても、白鵬の胸にはどこまで響くやら。引退して親方になる時も、「協会のルールから逸脱しない」などの異例の誓約書を書かされながら、今回の不祥事。現役時代のやらかしを反省していたかどうか、疑問が残る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学