阪神「アレンパ」達成に影落とすファームの惨状…元ドラ1大炎上、くふうハヤテと最下位争い

公開日: 更新日:

 阪神は5日、ヤクルトを延長戦の末に下し、最下位脱出を果たした。

 オープン戦は最下位に終わり、開幕から2カード連続で負け越していただけに、調子を上げていきたいところだが、不安なのはファームの惨状だ。

 5日現在、16試合で3勝11敗2分けの借金8。新規参入したくふうハヤテ(2勝13敗1分け)と最下位争いを演じている。

 ファームはあくまで育成の場とはいえ、ここまで負ける一因は投壊にある。チーム防御率はリーグ5位の4.50(10日現在)。先発は西純矢(22)、富田蓮(22)に加え、今季から先発転向した及川雅貴(22)が存在感を見せているものの、期待の元ドラ1・森木大智(20)は4日の中日戦(鳴尾浜)に3番手で登板し、3分の2を投げて1安打6四死球の5失点と大炎上。和田二軍監督も、状態が悪い際に修正できないことを課題に挙げるなど、鳴尾浜で燻り続けている。

 昨オフの大型補強を封印した岡田監督は、若手の底上げを掲げてキャンプインしたものの、オープン戦終了後には「収穫はあんまりなかった」とポツリ。実際、若手で目立った成長を遂げたといえるのは、投手は門別啓人(19)、野手は前川右京(20)くらいだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘