まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

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照ノ富士も伊勢ケ浜親方にすれば、間垣部屋からのもらい弟子。ただ、若三勝を名乗っていた間垣部屋時代の照ノ富士は鳴かず飛ばずで、伊勢ケ浜部屋に移籍後、大成した。そこへいくと、貴景勝は移籍時点で小結だった。師匠の思い入れは違う。さらに問題なのは貴景勝が貴乃花の弟子だったことです。本人の責任ではないし、師弟のつながりも切れているとはいえ、協会内ではいまだに『あの貴乃花の弟子に株を譲るなんて……』と拒否反応を示す親方は少なくない。こちらも大関特権で引退後3年間は『貴景勝親方』として活動できるが、果たしてその間に株を取得できるのか。今は一日でも長く土俵を務め、チャンスをうかがうしかないでしょう」(若手親方)

 照ノ富士はこれで昨年から9場所中7場所に休場。今場所中の再出場は考えてないという貴景勝は来場所、史上3位タイとなる9度目のカド番が確定した。

 まともに相撲が取れないにもかかわらず、辞めるに辞められない。それがあるべき姿かどうかはともかく、まだまだ体にムチ打って、まわしを締める日々が続きそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 照ノ富士が抱える“まだ引退できない”複雑事情は、●関連記事【前編を読む】…で詳しく報じている。

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