3位に転落巨人の鬼門…「マツダスタジアムの呪い」今季0勝4敗2分け、昨季3勝9敗の大苦戦

公開日: 更新日:

 巨人が「鬼門」を打ち破れなかった。

 19日の広島戦。初回に幸先良く3点のリードを奪ったのも束の間だった。その裏、先発の高橋礼がまさかの4失点でプロ最短の1回KO。まさかは続く。四回無死一塁では、末包の遊ゴロがショート泉口の前で大きくイレギュラー。2番手の井上はこの回に2点を失った。投手陣は今季ワーストタイとなる9失点で、終わってみれば大敗である。

あの4球(高橋礼が与えた初回先頭のストレートの四球)が全て。3点取った後、あれで相手もいけるんじゃないの? と思ったはず」と高橋礼の二軍調整を即決した阿部監督は「ゲッツーになりそうなのがカーンっとハネたり、なんか不思議だなと思いながら、いつからこんなになったんだろうと思って……」と最後まで歯切れが悪かった。

 巨人は同一カード3連敗となり、今季はマツダスタジアム6試合4敗2分け。いまだに勝ち星がない。阿部監督は17日の試合で「鬼門っぽく負けたから切り替える」と話していた通り、マツダでは昨季も3勝9敗、防御率4.26と一方的にやられており、球場への苦手意識は増幅する一方だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」