2年ぶりV石川遼は大会“広報部長”としても獅子奮迅 実行委員長兼務でピンマイク付けプレー

公開日: 更新日:

 ジャパンゴルフツアー選手会主催のプレーヤーズチャンピオンシップ(栃木・西那須野CC)最終日(23日)、大会実行委員長を務めた石川遼(32)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算21アンダーで2年ぶりの19勝目を挙げた。

 人気低迷が続く国内男子ツアー。石川はこの大会で「広報部長」としても奮闘した。プレー中にテレビ放送用のピンマイクも装着。生放送中にキャディーとの会話を中継した。レギュラーツアーの選手としては初めてというこの試みで、視聴者を盛り上げた。

 国内男子プロで随一の人気、知名度を誇る石川は、今年1月の選手会理事会で副会長に復職した。2018年度に会長を務めた後、20年から副会長に就任したが、コロナ禍の21年11月に米国帰国時の自主隔離を巡る問題で辞任。理事にとどまったうえでみそぎを済ませ、ファンプロジェクト委員との兼務で男子ツアーの盛り上げ役を担う。

 既存のスポンサー回り、新規顧客開拓においても、石川が一役買っているともっぱら。人気低迷の「元凶」と言われた青木功前JGTO会長が3月にようやく退任したものの、国内男子の今後は、石川広報部長の双肩にかかっているようだ。

  ◇  ◇  ◇

 国内男子ツアーの人気低迷ぶりは悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。そんな事態を招いた「元凶」について、●関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」