元阪神・横田慎太郎さん一周忌…姉・真子さん告白「家族全員で泣きじゃくりました」

公開日: 更新日:

6年のプロ生活

 ──改めて、慎太郎さんについてお聞かせください。

「普段は朝夕、手を合わせて慎太郎と向き合っています。姉の真子は慎太郎がいなくなってから優しくなりました(笑)。月に一度は理由をつけて鹿児島に顔を出しに帰ってきてくれます。真子が大きな声で慎太郎に話しかけるんで、本人は『挨拶が荒いなぁ』と思っているかもしれません(笑)」

 生前、横田さんにインタビューした際、筆者が真子さんの話題を持ち出すと、「あぁ、あいつの話はやめましょう!」と破顔させ、普段と違う様子を見せてくれたのが印象的だった。いつも姿勢を崩さない横田さんが少しだけ見せた顔から、家族仲のよさをうかがい知ることができた。
 
 6年のプロ野球生活。それも半分以上は二軍生活を送り、治療期間を過ごしていた横田さん。それにもかかわらず、多くの人の記憶に残るのは彼の誠実さと努力あってのこと。家族やチームメイトだけでなく、多くの人が横田さんの生き様に勇気づけられている。
 
(取材・文=よしだゆみ/ライター)

  ◇  ◇  ◇

 横田慎太郎さんの生前インタビュー、●関連記事【もっと読む】横田慎太郎さんインタビュー 脳腫瘍で引退…難病を2度克服した「乗り越え方」で、語っていたこととは――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"