大谷が「あえて」相手投手の決め球を仕留めにいく理由 低めの変化球は三振OKのスタンス

公開日: 更新日:

 フライボール革命によって、打者が本塁打を量産するようになると、投手は高め速球を磨くようになった。アッパー気味のスイングに対して有効だからだ。

 日本時間29日現在、リーグトップの32本塁打の大谷翔平(30=ドジャース)に対する投手の攻め方もそう。高めのフォーシームをウイニングショットにするか、同様の球で追い込んでから低めの変化球で打ち取ろうとする。いずれにせよ、高めの速球は投手にとっての生命線なのだが、そんな決め球をあえて仕留めにいっているのが大谷だという。

 特派員のひとりがこう言う。

「長距離打者の多くは高めのキレのあるストレートを苦手にしている。その球を捨てて、他のボールに狙いを定める打者もいるほどです。大谷も高めの150㌔超のストレートは苦にしますが、苦手だからこそ、あえてその球を仕留めにいっているというのです。極端な言い方をすれば、低めの変化球で三振しても構わないというスタンスだと聞きました」

 ウイニングショットを仕留められれば、投手に与えるダメージは計り知れない。決め球にならないようなら、攻め方を変えざるを得なくなるからだ。大谷にとっては、不得手な球がくる確率は下がることになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か