《誤審ピック》に世界中がブーイング! 柔道以外でも不可解判定相次ぎ「AI審判」待望論

公開日: 更新日:

懸念されるのはAIを開発したメーカーとの癒着

 ちなみに高山の試合を裁き、イタリア柔道連盟に不信感を与えるジャッジを続け、31日の男子90キロ級で村尾三四郎(23)の内股を無効と判定したルーマニア人女性審判は同一人物である。

 相次ぐ誤審騒動に、AIによる判定の導入を求める声が続出。前フェンシング協会会長でタレントの武井壮が自身のX(旧ツイッター)で「審判の判断を尊重しすぎなのが唯一の問題」とし、AI導入を「『審判の威厳がなくなる』 本当にそうでしょうか? 審判の威厳を守るのは、自分の判断を曲げない事や、自分の判定を正しいものだと押し通すことではなく、『公平に正確にプレーの結果を導き出すこと』のみだと思う」と提言すれば、コピーライターの勝浦正彦氏も「オリンピックを観て、もう人間の審判は限界かもな。誤審連発。競技の高速化と映像技術の進化に、人間の運動能力がついていけてない」と投稿した。

 ただ、これにも問題がある。

「機械判定を入れるべき、という意見がすっかり主流になっていますが、AIを開発したメーカーとの癒着も懸念され、一筋縄ではいかないのが現実です。導入した企業と国やチームがつるんで不正をはたらく可能性も十分にありますから」(前出の小林氏)

 それでも誤審が減れば、選手はもとより、審判への誹謗中傷も減る。かつてビデオ判定を拒んでいたプロ野球界でも「審判を守るためでもある」との意見が拡大し、導入に繋がった経緯がある。

 スポーツで人が人を裁く時代はもう終わった。

  ◇  ◇  ◇

 多方面で問題が噴出している今大会で、選手からは選手村についても「控えめに言って最悪」という不満の声が上がっている。その選手村で、今大会ではいったい何万個の避妊具が配られているのか。オリンピアンが語った選手村の「衝撃の実態」とは、どのようなものなのか。 

●関連記事【もっと読む】…では、その「驚愕の実態」などについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた