原英莉花が国内ツアーをキャンセル、「罰金覚悟」で出場して得たスコットランド女子OPの収穫

公開日: 更新日:

 初日のスタート時間は現地午後2時11分。悪天候でさらに遅れ、11ホール終了時に日没サスペンデッドとなった。翌日は薄暗い早朝スタートで、おまけに強風と寒さ、深いポットバンカーや膝まで隠れるブッシュやクリーク、硬いフェアウエーやグリーンなど、日本では考えられない状況に翻弄された。その結果、2日間通算8オーバー98位という散々なゴルフで予選落ちした。それでも原の表情には一点の曇りもない。

「リンクスという知らない世界での経験で、自分の未熟さと、これから何をすればいいかがはっきり見えてきました。この経験をこれからの米ツアー挑戦に生かし、準備を整えます」と落胆どころか、むしろ目の前の霧が晴れたような表情だった。国内ツアーに安住する気はないようだ。

 強風が吹き続けた全英女子オープンもそうだったが、リンクスでは風速10メートルを超える強風や激しく変わる天候は当たり前。国内ツアーの甘さを知ったプロは少なくないだろう。それでも、

「難コースで世界の強豪と戦うことこそプロ冥利に尽きる」

 そう思った選手がどれくらいいただろうか。

(宮崎絋一/ゴルフジャーナリスト)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  3. 3

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    東京・大井町、OIMACHI TRACKSと対照的な東小路飲食店街、商店街理事長が直面する2つの問題

  1. 6

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  2. 7

    「山口組」抗争指定解除へ、それでも対立は続く…6代目幹部「喜ぶのは早い」

  3. 8

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 9

    止まらない高市首相SNS発信に官邸総動員の実態…この週末は3日間で11連投も「ゴキブリ」投稿で大炎上

  5. 10

    清水アキラさんが三男急死の直前に語っていた“せがれ”のこと 良太郎さんに口説かれものまねショー復帰