ソフトB山川穂高の「恩」「贖罪」「イメージ戦略」思惑入り混じったCS対策…打てずに敗退なら批判再燃の懸念

公開日: 更新日:

 4年ぶりにV奪還を成し遂げたソフトバンク。16日からのCSファイナルステージでは、久々に第一ステージの勝者を待ち受ける立場となった。

 今季は西武からFA山川穂高(32)が加入。143試合すべてに4番で出場し、打率.247、リーグ2冠となる34本塁打、99打点の活躍で優勝の原動力となった。

 その山川がチームの全体練習から離れ、7日から始まるフェニックスリーグ参加を明言。しかもCS開催直前までの帯同を希望しているのも異例と言っていい。

 今季、ソフトバンクのシーズン最終戦は4日のロッテ戦。5、6日と2日休んだだけで、再び実戦である。最終戦からファイナルステージ初戦まで中11日と間隔が空く。CS第1ステージを戦うチームに比べて休養は取れる一方、短期決戦を勝ち上がってきた相手には勢いがある。山川は西武時代、2018、19年とリーグ連覇を果たしたものの、2位ソフトバンクに敗退。嫌と言うほど日程間隔の差を味わった。

「無論、それだけではない。山川は昨季、女性スキャンダルで世間を騒がし、4年総額20億円で契約したソフトバンクもバッシングを浴びた。その恩を返そうと、春季キャンプから『チームのために身を粉にしてでも……』と必死ですからね。『イメージを回復したい』という思惑もあるでしょう。シーズン2冠でもCSで打てずに敗退ともなれば、ヒーローから一転して戦犯扱い。バッシングが再燃しかねない。そうした諸々の事情が、フェニックスリーグ参戦を決意させたのではないか。主力になってからは、西武時代でもなかったことですからね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない