阪神の「光と影」を誰よりも経験した名将・吉田義男さん…元球団社長の野崎勝義氏が悼む

公開日: 更新日:

 チームが2年連続最下位に低迷する中、当時の三好球団社長の肝いりで3度目の監督に。明るい性格で「気合でっせ!」などとチームを鼓舞し、ファンも「よっさんが帰ってきた」と大いに期待を寄せましたが、5位、6位と苦しい戦いが続きました。私は当時、総務、営業部門の取締役として連盟担当を務め、編成には直接関与していませんが、しっかりとしたサポートができず、悔いが残っています。

 就任直後の96年オフ、西武からFA宣言した清原和博の争奪戦に参戦し、「縦ジマを横ジマにしてでも君が欲しい」と口説いた吉田さんが、特に苦労したのがドラフトでした。

 当時は逆指名。吉田さんは98年ドラフトでは「上原浩治(大体大)と二岡智宏(近大)を取ってほしい」と要望したものの、スカウト陣は巨人が参戦してくるというだけで腰が引けてしまった。球団内では派閥争いもあって、吉田さんの希望は受け入れてもらえませんでした。

 それでも、97年オフには中日とのトレードで関川浩一、久慈照嘉を交換要員に、大豊泰昭と矢野燿大を獲得。チームは正捕手不在で、吉田さんはとにかく捕手を欲しがっていた。ご存じの通り、矢野は2003年、05年の優勝に大きく貢献しました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  3. 3

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  4. 4

    最重鎮OB廣岡達朗氏が巨人を一刀両断「野村克也の教え子がシーズン終了まで代行なんて冗談じゃない」

  5. 5

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  1. 6

    バレーSVリーグに現役選手から不満爆発!《ハテナがつく事ばかり》の現状招いた真犯人

  2. 7

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 8

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由

  4. 9

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  5. 10

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板