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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

59歳で亡くなったイタリアW杯得点王スキラッチさんを悼む…ジュビロ磐田で日本サッカーを叱咤激励

公開日: 更新日:

 元イタリア代表FWの"トト"スキラッチこと、サルバトーレ・スキラッチ氏が9月18日、結腸ガンのために逝去した。

 享年59歳だった。

 近年は、20世紀のスーパースターたちの訃報が相次いでいる。

 元ドイツ代表DF/MFの「皇帝」フランツ・ベッケンバウアー氏の急逝(1月7日=享年78歳)を知ったのも、つい最近のような気がしてならない。
それにしてもスキラッチ氏の59歳は若過ぎる。 現役時代と違って髪の毛はフサフサになり、穏やかな表情になっていただけに「人生、これから!」というタイミングでの悲しい知らせだった。

 彼のプレーをナマで見たのは、1990年イタリアW杯が最初だった。 当初は控え選手だったものの、W杯開幕戦のオーストリア戦で交代出場から決勝点(1-0)を決めるとグループリーグ第3戦のチェコスロバキア戦からスタメンに定着し、この試合でも先制点を決めた(2-0)。

 その後もコンスタントにゴールを重ね、イングランドとの3位決定戦まで全7試合に出場し、計6ゴールを決めて得点王とMVPのタイトルを獲得した。

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