西武「極貧打線」強化のタイムリミット…先発投手陣はリーグ屈指なのに、野手は“一軍半”だらけの惨状

公開日: 更新日:

 日本ナンバーワン投手を目指すエースが初の対外試合で好投した。

 昨26日、西武今井達也(26)が韓国・斗山との練習試合に先発。MAX156キロをマークし、3回1安打無失点、6三振と、上々の滑り出しとなった。

 昨季はチーム打率.212の貧打で最下位に沈んだものの、チーム防御率3.02はリーグ4位。先発陣に限れば、2点台後半は同2位だった。

 昨季新人王の武内は自主トレ中の故障で開幕に間に合わないが、昨季0勝11敗の高橋は23日の韓国・ロッテとの練習試合で2回無失点と復活の兆しを見せている。

 先発はリーグ屈指にもかかわらず、野手は一軍半の選手だらけと両極端の西武。しかし、野手はいつまでも投手におんぶに抱っこではいられない。

 高橋は以前からメジャー挑戦を公言しており、今季好成績を残せばオフにポスティングを直訴するのは確実。今井も同様に、将来のメジャー挑戦を口にしており、昨年の契約更改では「まずは日本のプロ野球で1番を目指す」と宣言した。昨季は187三振で最多奪三振のタイトルを獲得しており、「日本で1番」もあり得なくはない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波