ドジャース佐々木朗希「省エネ投球」は通用するのか…150キロ中盤はメジャーの平均レベル

公開日: 更新日:

 目一杯エンジンを吹かせば肘への負担は避けられないし、かといって休み休み投げているようではマイナー降格もあり得る。ただでさえジレンマを抱える佐々木にとって、投げるときの出力をあえて落とすことは解決策にならないか。

 初実戦はホワイトソックスのマイナー10人に対して3回途中を1本塁打を含む2安打2四球1奪三振。試合を作ったとはいえ、メジャー相手でも同様の省エネ投球は通用するのだろうか。

「微妙でしょうね」と、前出の特派員がこう続ける。

「ホワイトソックス戦では、マイナーリーガーにストレートを狙い打たれて一発を食らった。マイナーの招待選手はふるいにかけられている真っ最中で、生き残りに目の色をかえています。それだけにマイナー相手でもある程度は評価できますが、佐々木はなにしろ球種が少ないですから。スライダーを手の内に入れたところで、150キロ台中盤のストレートではメジャー投手の平均とさほど変わりません。160キロ前後の速球があるからこそ、変化球も生きる。現状の投球のまま、ストレートにヤマを張られたら、メジャーの打者には攻略される可能性が高いように思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない