人気高騰で「相撲難民」続出!背景に悪徳「転売ヤー」とインバウンドの需要増

公開日: 更新日:

 ファンクラブ会員の風上にも置けない。

 日本相撲協会は公式サイトの13日付のお知らせで、複数の公式ファンクラブ会員の強制退会処分を発表。該当会員らは会員先行抽選などで入手したチケットを転売していたという。

 今や相撲人気は留まるところを知らず、以前なら「不人気場所」と言われていた11月の九州場所でさえ、昨年は28年ぶりの15日間満員札止め。ネットのオークションサイトなどでは本場所はもちろん、地方巡業のチケットでさえも「転売ヤー」の餌食になっているのだ。

 あるチケットサイトでは、今場所千秋楽の「ファンクラブ先行 イスD席」が3万1000円で出品されている。イスD席は普通に買えば、3500円。10倍近い値段をつけているのだから、驚くやら呆れるやら。「ファンクラブ先行」ではないものの、6500円のイスA席1枚も2万1000円で出品されている。

 別のオークションサイトでは「都合で行けなくなった」と、定価以下で入札開始したチケットが、最終的に倍の額で落札されたケースもあった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…