人気高騰で「相撲難民」続出!背景に悪徳「転売ヤー」とインバウンドの需要増

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 ファンクラブ会員の風上にも置けない。

 日本相撲協会は公式サイトの13日付のお知らせで、複数の公式ファンクラブ会員の強制退会処分を発表。該当会員らは会員先行抽選などで入手したチケットを転売していたという。

 今や相撲人気は留まるところを知らず、以前なら「不人気場所」と言われていた11月の九州場所でさえ、昨年は28年ぶりの15日間満員札止め。ネットのオークションサイトなどでは本場所はもちろん、地方巡業のチケットでさえも「転売ヤー」の餌食になっているのだ。

 あるチケットサイトでは、今場所千秋楽の「ファンクラブ先行 イスD席」が3万1000円で出品されている。イスD席は普通に買えば、3500円。10倍近い値段をつけているのだから、驚くやら呆れるやら。「ファンクラブ先行」ではないものの、6500円のイスA席1枚も2万1000円で出品されている。

 別のオークションサイトでは「都合で行けなくなった」と、定価以下で入札開始したチケットが、最終的に倍の額で落札されたケースもあった。

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