人気高騰で「相撲難民」続出!背景に悪徳「転売ヤー」とインバウンドの需要増

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 高額でチケットが転売される背景には、相撲人気に加え、インバウンドの影響も大きいという。

「外国人にとって、大相撲は日本文化を代表するスポーツ、という位置づけです。多くの訪日ツアーに相撲観戦が組み込まれており、人気を博している。稽古見学ツアーも複数の部屋が取り入れています。旅行会社がプロデュースしており、通訳や音声ガイド付きで1人あたり1万数千円が相場です。現在は本場所の観客の2~3割が外国人と言われるほど。彼ら目当ての旅行会社などにチケットが回され、一般客が買える分は以前より少なくなっているのが現状です」(マスコミ関係者)

 相撲を観戦したくてもチケットが手に入らない、いわゆる「相撲難民」が続出。倍どころか数倍を払ってでも購入する者が後を絶たないのだから、転売ヤーも笑いが止まらないだろう。

 協会はファンクラブ会員を強制退会処分にしたが、会員でなくともチケットは購入できる。さらなる転売防止の対策を練らない限り、今後も転売自体がなくなることはなさそうだ。


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