人気高騰で「相撲難民」続出!背景に悪徳「転売ヤー」とインバウンドの需要増

公開日: 更新日:

 高額でチケットが転売される背景には、相撲人気に加え、インバウンドの影響も大きいという。

「外国人にとって、大相撲は日本文化を代表するスポーツ、という位置づけです。多くの訪日ツアーに相撲観戦が組み込まれており、人気を博している。稽古見学ツアーも複数の部屋が取り入れています。旅行会社がプロデュースしており、通訳や音声ガイド付きで1人あたり1万数千円が相場です。現在は本場所の観客の2~3割が外国人と言われるほど。彼ら目当ての旅行会社などにチケットが回され、一般客が買える分は以前より少なくなっているのが現状です」(マスコミ関係者)

 相撲を観戦したくてもチケットが手に入らない、いわゆる「相撲難民」が続出。倍どころか数倍を払ってでも購入する者が後を絶たないのだから、転売ヤーも笑いが止まらないだろう。

 協会はファンクラブ会員を強制退会処分にしたが、会員でなくともチケットは購入できる。さらなる転売防止の対策を練らない限り、今後も転売自体がなくなることはなさそうだ。


  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か