横綱豊昇龍の自縄自縛…「みんなの手本」を目指した挙げ句、先場所は持ち味発揮できず

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横綱は立ち居振る舞いも常に見られているので、その意味で手本となるのはいい。ただ、3月場所の相撲を見る限り、相撲でもお手本、つまり『正攻法の四つ相撲』を意識しているフシがあった。豊昇龍はもともと、ガムシャラな相撲が持ち味です。墓穴を掘る強引な投げが多いが、気迫を前面に出し、勝つためにはなりふり構わない姿勢で最高位までのし上がった。正攻法にこだわることは、自らの手足を縛るようなもの。むしろ、同じモンゴルの先輩である日馬富士、叔父さんの朝青龍のようなガンガン攻める相撲の方が豊昇龍には向いていますよ」

 豊昇龍は身長こそ188センチと上背はあるものの、体重は幕内の平均以下である150キロ。正攻法は枷にしかならない。そもそも、過去には突っ張りが武器だった前田山や、巧みな変化を駆使した初代若乃花のようなさまざまな横綱が土俵を沸かせた。

「1人横綱の責任とか何だとか、今はそうしたことは全部忘れた方がいい」とは、前出の親方だ。

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