横綱豊昇龍の自縄自縛…「みんなの手本」を目指した挙げ句、先場所は持ち味発揮できず

公開日: 更新日:

「横綱は立ち居振る舞いも常に見られているので、その意味で手本となるのはいい。ただ、3月場所の相撲を見る限り、相撲でもお手本、つまり『正攻法の四つ相撲』を意識しているフシがあった。豊昇龍はもともと、ガムシャラな相撲が持ち味です。墓穴を掘る強引な投げが多いが、気迫を前面に出し、勝つためにはなりふり構わない姿勢で最高位までのし上がった。正攻法にこだわることは、自らの手足を縛るようなもの。むしろ、同じモンゴルの先輩である日馬富士、叔父さんの朝青龍のようなガンガン攻める相撲の方が豊昇龍には向いていますよ」

 豊昇龍は身長こそ188センチと上背はあるものの、体重は幕内の平均以下である150キロ。正攻法は枷にしかならない。そもそも、過去には突っ張りが武器だった前田山や、巧みな変化を駆使した初代若乃花のようなさまざまな横綱が土俵を沸かせた。

「1人横綱の責任とか何だとか、今はそうしたことは全部忘れた方がいい」とは、前出の親方だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一は実質引退か? 中居正広氏、松本人志…“逃げ切り”が許されなかったタレントたちの共通点

  2. 2

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  4. 4

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  5. 5

    「いっぷく!」崖っぷちの元凶は国分太一のイヤ~な性格?

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  3. 8

    ドジャースは大谷翔平のお陰でリリーフ投手がチーム最多勝になる可能性もある

  4. 9

    《ヤラセだらけの世界》長瀬智也のSNS投稿を巡り…再注目されるTOKIOを変えた「DASH村」の闇

  5. 10

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?