「勝てる盗塁技術」の極意、教えます…低反発バットの導入で「盗める」チームは勝てる条件になる
リードの構えは右足をオープン気味に、上体は高過ぎず低過ぎず。スタートの局面は左足の母指球で地面を蹴って、足をクロスした形でスタートする「クロスオーバーステップ」がいい。以上が大まかな「モーションを盗む作業」だ。
盗塁のサインが出たら、打者は1ストライクまでは見逃すこと。1ストライク後は追い込まれてしまうため、打っていい。ただし、一塁走者が好スタートを切った場合、たとえ追い込まれることになっても、見逃して盗塁を成功させて欲しい。
投球に集中している打者が一塁走者のスタートを見るのは難しいが、秋に限らず、最後の夏の大会まで練習試合などで反復すれば、分かるようになる。飛ばないバットが導入された高校野球で「盗める」チームは、勝てる条件になる。(おわり)