教え子2人、元巨人・清水隆行と元阪神・今岡真訪の「まさか」の関係
元東洋大監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第21回=2013年)を再公開
日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。
当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。
本企画では、そうした過去の名連載から一編をピックアップして再掲載。「彼女は?」「離婚した?」「在日?」「不倫報道の真相は?」「子供は?」「性格や素行は?」--といったネットにあふれる真偽不明なまとめ情報よりも、“確かな人物像”を映し出す。
今回は巨人で活躍した清水隆行氏について綴られた、元東洋大監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第21回=2013年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。
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性格がおっとりした川中基嗣とは対照的、ガッツがあって猪突猛進タイプだったのが同期で、のちに巨人でも活躍した清水隆行だ。
守備に難はあったものの、打撃は入学時から飛び抜けていた。埼玉の浦和学院高から入学した直後からレギュラーに。右翼手として春のリーグ戦に出場したある試合でのことだ。