教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

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東洋大元監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第5回=2013年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録、交遊録を連載してきた。 

 当事者として接してきたからこそ見える、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となりが記されており、当時の空気や関係性がありありと浮かび上がってくる。本企画では、そうした一編を過去の連載の中からピックアップ。あらためて掲載する。

 今回は阪神で活躍した今岡真訪氏について綴られた、元東洋大監督の故・高橋昭雄氏による「見て聞いて育てて42年」(第5回=2013年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 阪神の内野手として活躍した今岡誠は、東洋大に縁があったし、巡ってきたチャンスはことごとくモノにした選手だった。

 PL学園3年時に春のセンバツで8強。高校時代に実績があった今岡は本来、他の大学に進学する予定だった。ところが、その学校のスポーツ推薦の枠が足りなくなってしまい、急きょ自己推薦制度を使って東洋大に入学した。

 練習を見たら、バツグンにいい。その学校はなぜ、推薦で取らなかったのだろうとクビをひねったくらいだ。

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