「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

公開日: 更新日:

「重要なのはカネの使い方。ドジャースが秀でているのはフロントの手腕です」と特派員のひとりがこう言う。

「14年10月に編成本部長に就任したフリードマンの存在が何よりも大きい。ウォール街出身で、低予算で運営するレイズを強豪にした頭脳が買われてドジャースに引き抜かれた。マイナー組織を建て直し、有望な生え抜きの若手が芽を出すシステムを作り上げたうえ、大谷で評判になった後払い契約を連発してスターをかき集めたように、ときにはえげつないことも平気でやる。大谷が17年オフにポスティングでメジャー挑戦する際にはスカウトのタンパリング疑惑があったし、山本や佐々木朗希の獲得にしてもルール違反スレスレのことまでやっていたともっぱら。佐々木に関しては大リーグ機構がドジャースのタンパリング疑惑を調査したほどです」

 佐々木のドジャース入りが決まった日には、米全国紙の「USAトゥデー」が「ドジャースは新たな『悪の帝国』としての地位を固めた」と書いたほど。かつて「悪の帝国」と言えばヤンキースのことだったが、要するにキレイ事だけで常勝軍団を築いたわけではないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然