メジャー今オフにも「二刀流ルール」撤廃の可能性…ドジャース&大谷翔平に他球団のやっかみ集中

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コミッショナーまで「大谷ファースト」

「ツーウエープレーヤーは1人しかいないため、実質、大谷のためのルールに過ぎません。大谷が18年に渡米してから、他球団も二番煎じを狙って、ドラフトで身体能力が高く、投打とも秀でたアマチュア選手を指名する球団が増えました。が、二刀流はフィジカルへの負担が大きいため、故障するケースも目立ち、成功例は皆無に等しい。

通算7本塁打をマークしているマイケル・ロレンゼン(現ロイヤルズ)は大谷に触発されてレッズ時代の18年から外野守備にも就きましたが、21年を最後に投手に専念しています。大谷ルールに他球団が憤っているのは、二刀流を育成できないチームによるドジャースへのやっかみでしょう。自前で育てたわけではない大谷を史上最高額で囲い込む金満球団への反感もあると思います」

 唯一無二の大谷はドジャースはもちろん、MLBのビジネスで欠かせない存在だ。ド軍の観客動員数は401万2470人で球団最多記録を更新。自軍だけでなく、対戦相手も潤しており、メジャー史上初の「50-50」(54本塁打=59盗塁)を達成した昨季は敵地での1試合平均観客動員数3万6253人で一昨年の3万2291人から12.3%の大幅増を記録した。

「マンフレッド・コミッショナーの方針は『大谷ファースト』であることは明らか。大谷ルールを改定するとは考えにくいことですが、ドジャースが仮に今季、ワールドシリーズを連覇でもしようものなら、いよいよ不公平感を抱く他球団から不満が高まり、早ければ球界の諸問題を話し合うウインターミーティングなどで、撤廃を提案する動きがあってもおかしくない。来年オフには労使協定の改定が控えているだけに、改定事項のひとつとして労使交渉でも議論されるでしょう。オーナー側の判断にもよりますが、異を唱える球団が多く、選手会からも反対の声が上がれば、大谷ルールが撤廃される可能性は少なからずあるのではないか」(前出の友成氏)

 いくら大リーグ機構が肩入れしたとしても、ドジャースの「ひとり勝ち」が続けば、必ずしも大谷ルールは安泰とはいえない、というわけだ。

  ◇  ◇  ◇

 ドジャースが他球団からこれほどまでに敵視されるのは、やっかみだけが原因ではない。選手集めのために、違反スレスレの“えげつないこと”まで平然とやっていきているからだ。いったいどういうことか。なぜ「新・悪の帝国」とまで言われるようになったのか。

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