3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

公開日: 更新日:

「二刀流を1年でも長く」

 ポストシーズンで抑えを務めた佐々木も来季は先発に復帰する。佐々木の体力を考慮しても、年間通じてローテを守れるとは思えない。「大谷と佐々木は休み休み、2人で交互にローテを務めるかもしれない」(同)という。

 別の特派員はこう言った。

ドジャースにとって大谷の二刀流は最大の売り物です。次に右肘手術が必要になったら投手を断念する可能性が高いだけに、投手起用は慎重にならざるを得ない。投手として1年でも長持ちさせるために、絶対に無理遣いはしない。本人が投げると言っても、状態次第でストップをかけますよ。ドジャースは現時点で1500億円超の契約金や年俸の後払いを抱えている。後払いは、いわば借金のようなものです。スター選手を獲得して戦力を補強し、勝って球場を満員にすることが広告収入につながる。このサイクルを維持するためにも、今後も後払いを連発して大物を獲得していく以外にない。実情は自転車操業だけに、大谷の二刀流という最大の商品は極力、大切にしたいはずです」

 大谷はチームが今世紀初のワールドシリーズ連覇を達成した直後の祝勝イベントで、「来年、次のリングを取りに行く準備はできている。さあ、行こう!」と、英語でスピーチした。

 本人は投手復帰2年目の来季こそ、打つだけでなく、ローテーションの柱としてもフル回転するつもりだし、そのための準備もしているに違いない。

 今年はワールドシリーズ7戦目に先発するも3失点。あわや敗戦投手、連覇を逃しかねないピンチを最後の最後で中0日登板の山本に救われ、その山本はワールドシリーズMVPに選ばれた。大谷は第7戦直後に「(第7戦に)先発できたことはまずひとつ光栄なこと」と言いながら、「結果として悔しい思いはした」とも話している。ワールドシリーズの借りを返す意味でも来シーズンにかける意気込みはハンパじゃないだろうが、球団には球団の事情もあるだけに、今季同様、打者に軸足を置くことになりそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 ドジャースから侍J入りは「打者・大谷」のひとりだけという事態が現実味を帯びている。山本と佐々木はなぜ参加が不透明なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 2

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  3. 3

    秋には「ミヤネ屋」降板するのに…宮根誠司が今も「嫌いな司会者」でダントツのなぜ

  4. 4

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  5. 5

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  1. 6

    比大統領との国賓晩餐会で高市首相“謎テンション”…またまた動画で恥さらし批判殺到→大炎上!

  2. 7

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  3. 8

    5.30嵐「ラストコンサート」にラストスパート神対応 “高額転売”で話題になった「銀テープ」は後日ファンクラブ会員に送付へ

  4. 9

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  5. 10

    「おい、オマエ、挨拶に来てねえよな!」納会の二次会でラーメンをすする牧田明久にお灸を据えた