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「ゼツメツ少年」重松清著

<再生と救済の物語>

 地味な小説家〈センセイ〉に中2のタケシから手紙が届いた。「僕たちはゼツメツしてしまいます」。自分たちのことを小説に書いて、逃げ込む場所を与えてほしいというのだ。いじめなどが原因で不登校を続けている子どもの支援団体が主催した合宿で、タケシはリュウ、ジュンと出会った。このままでは弱肉強食の世界で自分たちは自然淘汰されて絶滅すると考えた3人は家出を決行する。だが、センセイのいる現実の世界では彼らは事故で行方不明になっている。

 メビウスの輪のように不思議な、再生と救済の物語。
(新潮社 1600円)

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