「水色の娼婦」西木正明著

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<近代史の闇に迫る一冊>

 アルゼンチンの海軍軍人と日本女性の間に生まれたエヴァはタンゴダンサーにして娼婦。1930年、パリでポーランド陸軍のベック参謀長に陸軍武官補佐官・吉川公夫大尉を紹介される。エヴァは吉川に引かれるが、その後は出会う機会がなかった。9年後、再会した吉川は、エヴァにナチスのゲーリング元帥の部下ヴィーデマンに近づくよう依頼する。実は吉川は諜報員だった。彼を愛したエヴァは、ベッドでゲシュタポなどから情報を引き出す。近代史の闇に迫るドキュメンタリーノベル。
(文藝春秋 1700円)

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