「天才と異才の日本科学史」後藤秀機著

公開日: 更新日:

■第1回ノーベル賞の最有力候補は日本人

 幕末から平成まで、科学者たちの足跡をたどりながらつづる近現代日本科学史。

 物理が神羅万象の法則性に至る「西洋学問の王者」であることを見抜き、明治元年に日本初の科学入門書「訓蒙窮理図解」を出版した福沢諭吉をはじめ、第1回ノーベル賞の最有力候補だった北里柴三郎や、東大で日本人初の物理学教授になった山川健次郎、国際レベルの加速器をつくった仁科芳雄、筋肉収縮のメカニズムを解明した江橋節郎、そして湯川秀樹らノーベル賞受賞者まで。生命・医学・物理・化学、それぞれの道を切り開いてきた先人たちの業績と人生のドラマをつづる。
(ミネルヴァ書房 2500円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景