『「怒らない体」のつくり方』小林弘幸著

公開日: 更新日:

 昔から“短気は損気”といわれているが、近年では怒ることが体に悪影響となることが科学的に証明されてきた。

 私たちがカッとなったとき、体の中では自律神経の交感神経が興奮状態になる。すると、アドレナリンが分泌されて血小板が活性化し、ドロドロ血液になる。また、交感神経の働きばかり優位になると、腸の働きが停滞して悪玉菌が増えてくるという。腸の健康は体全体の免疫力にも関わるため、怒ることは百害あって一利なしだ。

 本書では、交感神経を静めるためのさまざまな習慣を紹介。おかしくなくても口角を上げて作り笑いをする、書類などにサインするときはゆっくりと字を書く、10分区切りで身の回りの掃除をするなどで、カッとしにくくなるはずだ。
(祥伝社 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方