『「怒らない体」のつくり方』小林弘幸著

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 昔から“短気は損気”といわれているが、近年では怒ることが体に悪影響となることが科学的に証明されてきた。

 私たちがカッとなったとき、体の中では自律神経の交感神経が興奮状態になる。すると、アドレナリンが分泌されて血小板が活性化し、ドロドロ血液になる。また、交感神経の働きばかり優位になると、腸の働きが停滞して悪玉菌が増えてくるという。腸の健康は体全体の免疫力にも関わるため、怒ることは百害あって一利なしだ。

 本書では、交感神経を静めるためのさまざまな習慣を紹介。おかしくなくても口角を上げて作り笑いをする、書類などにサインするときはゆっくりと字を書く、10分区切りで身の回りの掃除をするなどで、カッとしにくくなるはずだ。
(祥伝社 1300円)

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