『「怒らない体」のつくり方』小林弘幸著

公開日: 更新日:

 昔から“短気は損気”といわれているが、近年では怒ることが体に悪影響となることが科学的に証明されてきた。

 私たちがカッとなったとき、体の中では自律神経の交感神経が興奮状態になる。すると、アドレナリンが分泌されて血小板が活性化し、ドロドロ血液になる。また、交感神経の働きばかり優位になると、腸の働きが停滞して悪玉菌が増えてくるという。腸の健康は体全体の免疫力にも関わるため、怒ることは百害あって一利なしだ。

 本書では、交感神経を静めるためのさまざまな習慣を紹介。おかしくなくても口角を上げて作り笑いをする、書類などにサインするときはゆっくりと字を書く、10分区切りで身の回りの掃除をするなどで、カッとしにくくなるはずだ。
(祥伝社 1300円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景