「非情銀行」江上剛著

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■銀行合併をめぐる男の戦い

 昭和50年に大栄銀行に入行した47歳の竹内は、ある日、同期の岡村から大手の東光銀行との合併話が水面下で進んでいると教えられる。かつて「MOF担」として同期トップの出世街道を歩んでいた岡村だが、社会問題となった大蔵省との癒着の責任を取らされ、閑職に追いやられていた。そんな中、人事担当常務に就任した中村がリストラを進めるため「人材能力開発室」を設置。強制収容所と恐れられるその人材能力開発室に異動になった岡村が自殺した。憤った竹内は、「君たちはコスト」と言い放つ中村に立ち向かう。
 合併に揺れる銀行を舞台に誇りをかけた男の戦いを描くビジネス小説。
(講談社 850円)

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