「逆に病気を呼び込んでいる44の健康法」川嶋朗著

公開日: 更新日:

 世の中にはさまざまな健康法があるが、なかにはやればやるほど病気のリスクを高めてしまうものもあるのではないか?

 そんな疑問に答えてくれる一冊。著者は漢方をはじめとした代替、伝統医療と西洋近代医学を合わせた統合医療の権威。

 例えば、毎日野菜ジュースを飲む人がいるが、著者に言わせれば、酵素は胃酸でやられて必要なところに届かないし、体を冷やし、がんなどの重大病をもたらすという。

 また、半身浴が冷えに良いという医学的根拠はまったくない、ジムに通って筋トレを続けているのは活性酸素を増やして免疫力を低下させるので体に悪い、など驚きの話が並んでいる。

 人によっては“オヤッ?”と思うこともあるかもしれないが、“万人に合う健康法はない”との主張はもっともだ。
(宝島社 1200円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する