「なぜ、『おなかをすかせる』と病気にならないのか?」石原結實著

公開日: 更新日:

 健康のためには朝食をしっかりと食べるのがよい――。西洋医学や栄養学では、こうした考え方が一般的だ。しかし、ライフスタイルが多様化した現代、夕食の時間が遅くて朝になっても胃腸に食物が残っていたり、睡眠時間が短くて起床しても胃腸が働かない場合もある。

 こんなとき、無理に朝食を取ると消化しきれない食物が体に悪影響を与えると著者は言う。血液中に糖や脂肪などの成分が過剰になったり、老廃物が増加する「お血」の状態を招き、生活習慣病からがんに至るまで、さまざまな病気のリスクを高めるのだという。

 これを防ぐには、1日1度“空腹”の状態をつくるのがよい。著者が勧める「朝だけ断食」や、朝食代わりの生ジュースの作り方なども紹介する。

(プレジデント社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ