「神様が降りてくる」白川道著

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 作家の榊に見知らぬ女から、会って聞きたいことがあるという手紙が届いた。その女、大城里奈は、20年前に榊が服役していた刑務所で一緒だった米軍人フィルの娘だった。

 里奈は死んだと聞かされていた父が生きていることを、4年前に知った。母は死ぬ前に父からの手紙を見せたが、それに暗号のように榊の名前が隠されていたという。父がどんな人だったか知りたいと言う里奈に、榊は考えさせてくれと言った。実は榊は出所の際、里奈の母親に、「安田に会って『フィルの歌が聴きたい』と言え」と伝言を頼まれたのだが、その約束を果たさなかった。米軍支配下の沖縄で起きた事件の真相を探るハードボイルド小説。(新潮社 2100円+税)

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