「病気にならない生き方・考え方」桜井竜生著

公開日: 更新日:

“これを食べれば病気にならない”“この運動で痩せる”。このような一般論は、年齢を重ねるほど無意味になる。それまでの生活習慣や体のつくられ方によって、効果が異なってくるからだ。

 それでは、中高年に必要な健康法とはどのようなものか。それは“自分センサー”を磨くことだと、漢方医である著者は言う。センサーが敏感なら、病気のサインにも気付くことができ、体に必要な食べ物、不必要な薬なども感じ取ることができるようになる。

 センサーの感度を高めるには「インプットを減らす」のがおすすめ。具体的には、暴飲暴食をやめ、食事はよく噛み、旬のものを選んで食べるのがいい。センサーを磨けば情報の取捨選択もできやすくなり、心の安定にもつながるはずだ。
(PHP研究所 620円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態