「おなかの調子がよくなる本」福田真嗣著

公開日: 更新日:

 腸の健康が全身の健康につながることが知られてきたが、その鍵を握るのが腸に100兆個もすむ微生物。お花畑のようにびっしりと並んで生息している様子から「腸内フローラ」と呼ばれ、そのバランスは指紋のように人によって異なっている。そして、腸内の微生物に、宿主である私たちの体質や健康がコントロールされているという。 近年では、「便細菌叢移植」という治療法も注目を集めている。健康な人の腸内フローラを患者の腸内に移植することで体質を変え、疾患を改善するというものだ。ある種の自閉症が、悪化した腸内フローラがつくりだす毒素によってもたらされるという研究もある。

 本書では、腸内フローラにまつわる最新情報とともに、腸が喜ぶ生活習慣なども紹介していく。
(KKベストセラーズ 1280円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束