「おなかの調子がよくなる本」福田真嗣著

公開日: 更新日:

 腸の健康が全身の健康につながることが知られてきたが、その鍵を握るのが腸に100兆個もすむ微生物。お花畑のようにびっしりと並んで生息している様子から「腸内フローラ」と呼ばれ、そのバランスは指紋のように人によって異なっている。そして、腸内の微生物に、宿主である私たちの体質や健康がコントロールされているという。 近年では、「便細菌叢移植」という治療法も注目を集めている。健康な人の腸内フローラを患者の腸内に移植することで体質を変え、疾患を改善するというものだ。ある種の自閉症が、悪化した腸内フローラがつくりだす毒素によってもたらされるという研究もある。

 本書では、腸内フローラにまつわる最新情報とともに、腸が喜ぶ生活習慣なども紹介していく。
(KKベストセラーズ 1280円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か