「英EU離脱!日本は円高に対処できるか」野口悠紀雄著

公開日: 更新日:

 イギリスのEU離脱が世界と日本に及ぼす影響を論じた経済テキスト。

 日本ではイギリスの決断は「移民の受け入れを拒否する身勝手なもので、孤立主義への逆戻り」という論調で伝えられている。しかし、問題の本質は国家統合の試みが正しいかどうかということであり、イギリスは大陸諸国との自由な経済取引を放棄したわけではないと指摘。問題はEU側にあることを解説し、EU分解の可能性に言及する。

 一方で、イギリスのEU離脱やイタリアの金融危機の深刻化で円高傾向が加速すると予測。政権と日銀の経済・金融政策を批判し、今、必要なのは輸入物価の下落を国内物価の引き下げにつなげ、それによって実質賃金の上昇と実質消費の増大を目指すべきだと提案する。(ダイヤモンド社 1600円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  3. 3

    「ラブホ密会」問題も何のその!小川晶前市長の超“人たらし”戦略 12日投開票の前橋市長選情勢

  4. 4

    アストロズ今井達也の西武への譲渡金ついに判明! NPB広報室から驚きの回答が

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 7

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 8

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  4. 9

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  5. 10

    オリックスへのトレードは中日が年俸の半分を肩代わりしてくれて実現した